第VII部会(画像・印刷)
■情報画像学科のスタート
数年前から検討を重ねてきた工学部の改組案にしたがって,情報画像工学科は情報画像学科と画像科学科に分かれ,平成20年4月から新たな学科として情報画像学科がスタートしました.今回の改組によって,情報画像工学科に限れば,大学科としての情報画像工学科のメリットがあるものの,研究分野の裾野が広いためかえって専門性が見えにくくなるというデメリットを解消するため,さらには,大学院(融合科学研究科情報科学専攻知能情報コース)との一貫したカリキュラム連携のため,情報画像工学科の情報関連部門が独立した形になりました(詳細は前年度の同窓会報をご覧ください).情報画像学科では,情報の基盤である数理,ハードウェア,通信ネットワーク,画像や音声などのマルチメディア関連分野などの研究を,20名の教員で推進しています.本年度は改組の過程でもあり,工学部の10学科それぞれ独自に入試を行い,情報画像学科には85名の新入生(1学年の学生定員は推薦入試7名を含む80名)が入学しました.平成21年度からは当初の計画通り,学科を6類にまとめて入試を行います.情報画像学科と画像科学科は同じ第6類に入り,受験者は希望順位をつけて両学科から選択することができる入試制度に変わります.
教職員一同,一層充実した教育を提供するという意気込みで新たな年度を迎えました.これから,新たな時代に役立つ人材の輩出を目指して,情報画像学科をおおいに発展させたいと願っています.画像科学科ともども,諸先輩の方々からのご指導ご鞭撻をお願い申し上げます.